In Harmony with Nature
NUCCA
大自然との調和から生まれる
地中海に浮かぶフランス・コルシカ島は、独自の植生にあふれ「美の島」とも呼ばれる楽園。コルシカ島で生まれ育ち、大自然の暮らしで研ぎ澄まされた感性を持つ、
五つ星ホテル「グランドホテルドゥカラロッサ」のオーナー、姉のエレーヌと妹のリズが立ち上げたスキンケアブランド「ヌカ」が新しくロージャースに仲間入りしました。
NUCCA ヌカ
美の島コルシカのハーブをまとう、ナチュラルスキンケア
毎年収穫するナチュラルの原料から生まれる「ヌカ」は、ワイン同様にその年のテロワールによって異なる個性を楽しめます。
幼いころから野生のハーブや土を観察していた姉妹だからこそ、年ごとに香りやテクスチャーが違うことを知っていたのです。コルシカには香りのいいハーブは無数にありますが、その中から肌や心に作用するハーブのみを厳選しています。
プラザハウスでのローンチングで来沖したエレーヌに、NUCCAの誕生秘話やコルシカでの暮らしについてうかがいました。
肌が喜ぶオーガニックな暮らし
コルシカ島の大自然に育てられた私たち姉妹。山で暮らす祖父母が大好きで、休みのたびに訪れては、朝は海で泳ぎ、午後は山登り。自生する青々とした植物を摘んで、香りを嗅ぎ、口に含んで楽しんでいました。土までも好奇心で食べていたんですよ。
両親が経営していたホテルの農園では、さまざまな食材を栽培していて、私たちは、体もお肌も喜ぶようなオーガニックで新鮮な野菜やハーブを食べて育ちました。
ホテルのお客様で、家族同様の付き合いだったアロマセラピストであり、化学者であり、生物学者でもあるマミさんは、幼い私たちに、健康と美容はつながっていること、植物が持つエネルギーや効能、自然への感謝を教えてくれました。
現在84歳のマミさんですが、約40年前に、フランス初のアロマセラピー生薬研究所を立ち上げ、原料には確かな効能が証明されている、その年に取れたナチュラルなハーブだけを使うという徹底した管理の下、コスメの開発に取り組んでいました。
NUCCAが誕生するまで
8年前に妹のリズとNUCCAを立ち上げる時、マミさんから原料を仕入れたいと思ったのですが、他にも良い会社があるかもしれないと、マミさんの研究所を含3社に40種類のサンプルを作ってもらい、どの企業の製品かはわからないようにして、半年間かけてテストをしました。
その結果、私たちが選んだのは、40種類すべてがマミさんの製品だったのです。NUCCAの誕生は、実は40年以上も前から約束されたものだったのかもしれません。
NUCCAのスキンケアは、一滴でもお肌への作用は十分ですが、妹のリズはいくつもの種類を組み合わせて使っています。どんな使い方もお好み次第で。品質を保つために、清潔に取り扱いしやすいよう、容器のデザインにもこだわっています。
沖縄とコルシカの共通点
沖縄とコルシカはとてもよく似ていますね。島嶼だから生まれたユニークなアイデンティティと、時代に翻弄されてきた歴史。
私の祖母の時代にはフランス語が公用語となり、コルシカ語を使うことは禁止されていました。15年ほど前から義務教育でコルシカ語を教えるようになり、ようやく言葉の自由を手に入れたのです。
また、先祖や家族を大切にする沖縄にとても親しみを感じます。沖縄には海の向こうから幸せの神様がやってくるといういい伝えがあるようですね。
コルシカの家庭には、海からやってきた黒い服を着た魔女が住み着いていて、人々を守っていました。コップにオイルを垂らして占ったり、魔法(ハーブやレメディ)を操って奇跡を起こしたり。
魔法は口承で代々受け継がれていくのですが、そうした教えの背景には、自然への畏敬の念を忘れず、環境を破壊してはいけないという先祖たちの叡智が詰まっている気がします。
NUCCAが大切にしていること
NUCCAでは、アミティエ(友情)とCoeurs de femmes・コル・デ・ファム(女心)を大切にしています。NUCCAが生まれることができたのは、コルシカの自然、先祖、家族、マミさん、友人など、回りの大切な人たちのおかげ。その人たちへの感謝の気持ち、思いやりの心を忘れないように。
沖縄を訪れたびに、旅立つ寂しさが大きくなっていくのはきっと、アミティエ(友情)の証なのかもしれません。ア・プレストゥ(また近いうちに会いましょう)